現在のダイブメタは、
ウィンストン・D.va・DPS(76・ゲンジ・トレーサから2人)・ゼニ・ルシオ
という構成が主流です。
3タンクで大人気だったアナのピックをあまり見なくなりました。
原因としては、やはりD.vaの影響が大きいでしょう。
D.vaのディフェンスマトリックス(DM)に、
メイン・バイオグレ・スリープダーツ…全て吸われてしまいます。
そうなるとヒールが回らず、一方的にやられるのみになってしまうと。
とくに2チームが入り乱れるコントロールではめっきりピックされなく
なってしまいましたね。
ただし、「あまり見ない」だけであり、ピックされてはいます。
例えば、ペイロードの守りやアサルトの守り。
こういった、相手よりも先に有利なポジションにつけるときに
ピックされているのを見ることがありますね。
有利なポジションというのは、高台や小部屋など。
こういったところに、アナとその護衛を置いておけば相手にとって
かなりのプレッシャーになります。
ダイブしようにもダーツ喰らったら一瞬で溶かされる。
フロントラインから処理しようとすればアナ持ち前の回復量の高さで
徐々にヘルスのアドバンテージを取られてしまう。
こういったプレッシャーは一応あるんですが…
相手の連携が強固なものだった場合、しっかりとD.vaでカバーして
くるため、なかなかアナが活躍できませんね。
アナを出す場合は、味方の2DPSを76・ゲンジにして
76はアナのカバー。ゲンジは敵のバックラインを集中して狙う。
この構成であれば、敵のD.vaが
アナのマーク→味方バックラインのカバー→アナのマーク→……
という動きを強要されるため、アナのヒールが一時的に通りやすくなります。
そうなれば、徐々にヘルスのアドバンテージをとれると。
この構成のもう一つの強みは、敵に対して継続的にダメージを出せる
というところです。
どういうことかというと、メインヒーラーがゼニヤッタの場合、
フロントラインの回復が追い付かない場合があります。
こうなった場合、フロントラインはどうするか。
…いったんヘルスパックを取りに行きますよね。
このヘルスパックを取りに行っている間、ダメージを出すのが
少し難しくなります。
ウィンストンなんか特にそうですね。
ここにアナを使ってみるとどうでしょう。
ゴリ「ヤバい。囲まれた!回復したい!!とりあえず離脱!!!」
で、真上に跳んでしまえばアナの回復が飛んできます。
そのままジャンプパックのダメージを与えることもできますから、
ヘルスパックを拾いに行くよりも、与えるダメージ量は増えます。
ゲンジの場合も、2段ジャンプや真上に風切りで離脱すれば
高めの回復が飛んでくるので、その後戦闘を続けることもできます。
これがトレーサーの場合だと、ずっと地を這っているわけですから
D.vaに粘着されてヒールが通らないということもありえますよね。
この76・ゲンジ・アナという構成は、NAではちょこちょこ見られます。
確かに今の環境では刺さりづらいですが、「使い方によっては強いんだよ」
ということをお伝えできればと思い、書いてみました。
ではでは。