さてさて、続きでございます。
今回は考察編。
ピックや戦術などを見ていきます。
SET1:oasis(コントロール)
オアシスでのゲーム1。
ここではラインハルトを軸にしたデッキで戦っていましたね。
構成はお互いに「ハルト・ザリア・マクリー・ゲンジ・アナ・ルシオ」を
ピック。
試合終盤に、オーバータイムの時間稼ぎなどを考えてか、マクリーを
トレーサーに変更していました。
終盤にDPSを1枚トレーサーに変更するのは、
ペイロードでもよく見ますね。
このラウンドはRunaway(以降、Run)が獲得しました。
そしてゲーム2。
ここもミラーマッチで、「ウィンストン・D.va・トレゲン・アナ・ルシオ」の
ダイブ構成。
このラウンドは、Ryujehong選手がスリープダーツを魅せて、
Lunatic-Hai(以降、Luna)が獲得。
で、ゲーム3.
ここで構成が分かれます。
Runが「ウィンストン・トレゲン・ファラ・マーシー・ルシオ」の、
ファラマーシー+ダイブ構成。
日本で人気の構成ですね。
対してLunaが、「ウィンストン・D.va・トレゲン・アナ・ルシオ」の
韓国で人気の構成。
Runが少し冒険した形ですね。
特別ファラが刺さっていたという印象はありませんでしたが、
このゲームはRunが獲得。
よって、2-1でRunがSET1を獲得しました。
このSET1は、お互いウォーミングアップのような意味が
あったのかな…と、思います。
コントロールは、狭いエリアの中に敵味方入り乱れることになるので、
「これで勝てるぞ!」という作戦が立てづらいんですね。
それにその日最初の対戦ですから、本調子をだせないのかな…と。
なので、「取れたらいいな…」くらいの気持ちで、相手の動きを見たり、
AIM調整のような意味合いを兼ねていたのかな、と思います。
SET2:hollywood(ハイブリッド)
SET2は、ハリウッドでのハイブリッド。
Lunaの攻撃からスタート。
最初の構成は「ウィンストン・D.va・トレゲン・ゼニヤッタ・アナ」でした。
一方、守りのRunの構成は、「ハルト・ホッグ・ザリア・トレーサー・アナ・ルシオ」
というもの。
やはりLunaは、ダイブ構成にゼニヤッタをつけてきました。
ダイブ構成×ゼニヤッタに関しては、以前の記事で解説しているので、
そちらをご覧ください。
今までと違う点は、ゼニ・ルシオの構成でないことですね。
TOBI選手がゼニヤッタを使っていました。
恐らく、トールビョーンを警戒してのピックでしょう。
ゼニ・ルシオではタレットのダメージをヒールしきれませんからね。
アナがいれば、タレットのダメージをヒールしきって、
壊してもらうことも容易になります。
まぁRunはトールビョーンをピックしませんでしたが…
ポイントはあっさり取ってしまい、ペイロード戦へ。
ここでLunaがゼニヤッタをルシオに、しばらくしてからD.vaをザリアに変更します。
それに対して、Runもホッグをゲンジに変えて、ペイロード戦での構成は
Luna「ウィンストン・ザリア・トレゲン・アナ・ルシオ」
Run 「ハルト・ザリア・トレゲン・アナ・ルシオ」
になりました。
このペイロードは、Runがゴール直前で止めて、Lunaが2p獲得と
なりました。
このペイロード戦では、Runのハルトのシャターが好き放題通っていた印象…
やはりハルト相手にはハルトが欲しいところ…かと思えば…
ハルトなしでゴール直前まで進めているのも事実…
ULTがないタイミングではウィンストン有利、シャターが上がればハルト
有利といったところでしょうか。
この辺の駆け引きに注目してもう一度見てみようかな…
そして攻守交替。
攻撃のRunですが、最初はD.va込みのダイブ構成で攻めていました。
しかし、Lunaが「ハルト・ザリア・ホッグ・タレ爺・76・アナ」という
とても守りに強い構成で来ました。
流石にこのダイブ構成だと、相手にソルジャーもいるせいでタレットの処理が厳しい。
ということで、ハルトを使った3タンク構成に変更していました。
具体的には、「ハルト・ホッグ・ザリア・ゲンジ・アナ・ルシオ」という
構成です。
アタッカーにゲンジを使っていますが…
これはもっと別の候補があったのでは…?と、思います。
「76であればもっと安全にダメージを出せたのに…」という場面が
ありました。
狙ってやっているのならそれでいいんですが…
対するLunaも、タレット対策をされたので構成を変えます。
ハルト→ウィンストン、トールビョーン→ルシオ、ホッグ→D.vaで、
ダイブ構成に変更してきました。
ここのポイントをRunが取り、ペイロード戦へ。
このタイミングで、Runがザリア→ウィンストン、ホッグ→76という
キャラチェンジをしました。
対するLunaも、76を下げて、D.va込みのダイブ構成に変更。
2ポイント通過時点で、Runはハルト・ザリア・ホッグの3タンク構成に変更。
アタッカーも76に変更して、見事ペイロードを押し切り、
3-2でRunがこのセットを取りました。
この試合で感じたことなんですが…
Runのコミュニケーションが上手くいっていない…
もしくは研究中の未完成の構成を試している…ような感じがしました。
狙ってやっているにしては効率が悪いプレー…というか勿体ないプレーが
多かったんですよね…
実際どうなのかは分かりませんが……
とりあえずSET2までの流れを軽く説明&考察してみました。
次回はSET3の模様を…
ではでは!